亜臨界水処理装置

亜臨界水処理装置
Subcritical Water Treatment System

亜臨界水処理装置とは

亜臨界水処理装置は、水を高温・高圧下で亜臨界状態にし、有機物を短時間で分解・液化する環境技術です。
当社が取り扱う装置は、従来の「蒸気ボイラー方式」とは異なり、重油で本体を直接加熱する独自構造を採用しています。
そのため、蒸気量や水量のばらつきが生じず、常に安定した温度で処理できるのが大きな特徴です。

さらに、予熱段階で原料の乾燥処理まで同時に完了するため、従来必要だった乾燥工程が不要となり、工程短縮と省エネルギー化を実現しています。
有機物を、高効率かつ再資源化しやすい形で処理できる次世代型の装置です。

亜臨界水処理から再資源化までの流れ

処理から再資源化までの流れについて

亜臨界水処理では、処理対象となる有機物の種類や含水率に加え、温度・圧力・滞留時間といった処理条件の違いによって、得られる再資源物の成分や性状が変化します。

同じ有機物であっても、処理条件を調整することで、分解の進み方や生成される成分の割合が変わるため、再資源化後の用途に応じた設計が可能です。

一方で、処理後の見た目は大きく変わらない場合も多く、外観からは内部で起きている成分変化を判断しにくいという特徴があります。

そのため、実際の再資源化においては、見た目ではなく、成分分析や特性評価にもとづいた判断が重要となります。

亜臨界水技術は、**「外見は似ていても内部成分は大きく変化している」**という特性を持つため、適切な温度・圧力管理が処理結果を大きく左右します。

亜臨界水反応の基礎知識

亜臨界水とは

亜臨界水とは、水の臨界点(374℃・22.1MPa)より少し手前の高温・高圧状態にある水のことです。
この状態の水は、通常の水とは異なる性質を示し、有機物を溶かす力や分解する力が大きく向上します。
薬品を使用せず、「水だけ」で有機物を分解できるため、環境負荷が低いことも大きな特長です。
処理対象となる有機物の種類や性状に応じて、分解の進み方や生成される成分が変化します。

亜臨界水技術は、有機物の処理と再資源化を同時に実現できる技術として、エネルギー、環境、化学など幅広い分野で注目されているクリーンな処理方法です。

亜臨界水処理装置に水と有機物を入れ加圧加熱します。

水が亜臨界水になると、超高速で飛び回り有機物を一瞬で加水分解します。

処理物(粉炭)となり無害化されます

特 徴

1.蒸気を使わない「重油加熱方式」で処理が安定

蒸気ボイラーを使わないため、水量や蒸気の誤差による温度変動がなく、常に一定条件で処理可能。副産物の品質が安定し、事業用材料として活用しやすくなります。

2.予熱で“乾燥処理”まで完了する一体型構造

従来は「亜臨界水処理」→「乾燥工程」と2段階必要だったものが、本装置は予熱で乾燥を同時処理できるため、追加の乾燥装置が不要に。コスト削減・省スペース・工程短縮を実現します。

3.安定した品質の副産物を生成

温度や水分量が一定のため、リグニン、糖化液、その他の副産物を決まった品質・決まった量で製造可能。再資源化ビジネスに最適です。

4.有機物を短時間で分解・減量化

多様な有機物を短時間で効率よく分解し、減量化と資源化を同時に実現します。

5.薬品不要で環境負荷が極めて低い

水のみで処理できるため、排水・廃液リスクが少なく、環境対策にも優れています。


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